近年、UGCの影響力はますます高まっており、消費者は企業の広告よりも、「実際に使っている人のリアルな声」を信頼する傾向にあります。
企業がこのUGCを上手く活用すれば、ブランドの認知度向上や、フォロワーとの関係強化、さらには購買行動の促進にもつなげることができます。
本記事では、InstagramのUGCとは何か、その活用メリット、そしてUGCを増やすための具体的な方法について詳しく解説します。
この記事はこんな人にオススメ
UGC(ユーザー生成コンテンツ)の活用方法を知りたいマーケティング担当者
Instagramの投稿を増やしたいが、コンテンツを作り続けるのが難しい人
記事の難易度 (中上級者向け)
この記事を読めば、できること
UGCを活用して、企業の信頼度とブランドの影響力を強化できる!
InstagramのUGCとは?

InstagramにおけるUGC(ユーザー生成コンテンツ)とは、企業ではなくユーザーが自発的に投稿する写真や動画、口コミなどのコンテンツを指します。
- 購入した商品の使用感を投稿するレビュー
- レストランやカフェの料理を撮影して投稿
- イベントや店舗での体験をシェア
- ブランドの公式ハッシュタグをつけた投稿
などの投稿がUGCに該当します。
企業が発信する宣伝よりも、実際のユーザーの口コミや体験のほうが、共感を生みやすく、拡散力も高い傾向にあります。UGCを活用することで、ブランドの信頼性を強化し、より多くの人にリーチできます。
UGCと企業の公式投稿の違い
企業が発信する公式の投稿は、ブランドのメッセージを直接伝えることができますが、ユーザーのリアルな体験が反映されにくいというデメリットがあります。
一方で、UGCは「実際に商品を使っている人の視点」で発信されるため、信頼性が高く、他のユーザーにとって親しみやすいという特徴があります。

企業が一方的に発信するよりも、ユーザーの声を活用したほうが、自然にブランドの魅力が伝わるよ!
企業が活用できるUGCの具体例


商品レビュー・口コミ投稿
ユーザーが購入した商品の感想を投稿するもの。 コスメ、アパレル、家電など、実際に使った感想が書かれた投稿は、同じ商品を検討しているユーザーにとって参考になりやすい。
タグ付き投稿・メンション投稿
ブランドの公式アカウントをタグ付けして投稿されるもの。 企業がリポストすることで、さらに認知度が広がる。
使用シーンを紹介する投稿
「このブランドの商品をこうやって使っているよ!」という活用アイデアを投稿するもの。 企業側が想定していなかった使い方が発見できることも。
ブランド専用ハッシュタグを活用した投稿
「#〇〇で投稿しよう!」とブランドが促すことで、統一感のあるUGCが集まる。 コスメブランドなら「#〇〇メイク」、飲食店なら「#〇〇カフェ巡り」など、ユーザーが投稿しやすいハッシュタグを設定すると効果的。
企業がInstagramのUGCを活用するメリット


UGC(ユーザー生成コンテンツ)を活用することで、企業のInstagram運用にさまざまなメリットが生まれます。



ここでは4つ紹介するよ!
信頼性の向上
Instagramでは、企業の広告よりも、実際に商品を使った人の投稿が信頼されやすい傾向があります。
引用元:https://www.instagram.com/pei_tomo/?locale=ja_JP
消費者はブランドの一方的なPRよりも、「この商品、本当にいいよ!」というリアルな口コミを参考にして購入を決めることが多いです。
ブランドの認知度アップ


企業側が広告を出さなくても、UGCが口コミのような形で拡散され、ブランドの認知度が高まるのが大きなメリットです。
ユーザーが商品やサービスを投稿することで、そのフォロワーのタイムラインやストーリーズに流れ、ブランドが自然に広がっていきます。例えば、コスメブランドが「#〇〇メイク」というハッシュタグを活用すると、ユーザー同士がそのタグを使って投稿し、ブランドの情報が広まっていきます。



自然な流れで拡散できるのは大きなメリットですね!
エンゲージメントの向上
ユーザーが投稿したUGCを企業がリポストしたり、コメントを返信することで、企業アカウントとフォロワーとの関係性が強まり、「親近感を持ちやすいブランド」へと変わっていきます。
こうしたアクションを積み重ねることで、フォロワーはブランドへの愛着を持ちやすくなり、「ファン」に育っていきます。



エンゲージメントも向上するから、アルゴリズム的にも有利だね!
コンテンツ制作の負担軽減
企業のInstagram運用では、常に新しいコンテンツを作り続ける必要があり、投稿ネタに困ることも多いです。
しかし、UGCを活用すれば、ユーザーの投稿を企業のコンテンツとして再利用できるため、運用の負担を軽減できます。
例えば、ユーザーが投稿した写真や動画を公式アカウントで紹介することで、企業がゼロからコンテンツを作る手間を削減できます。
企業がUGCを増やすための具体的な方法


InstagramでUGCを増やすためには、ユーザーが自発的に投稿したくなる仕組みを作ることが重要です。
ただ待っているだけではUGCは増えません。企業が戦略的にアクションを起こし、ユーザーが「投稿したい!」と思える環境を整える必要があります。
ここでは、実際にUGCを増やすための具体的な施策を紹介します。
ユーザーが投稿したくなる仕組みを作る
UGCを増やすためには、ユーザーが「この商品を投稿したい!」「このブランドに参加したい!」 と思えるような仕掛けを作ることがポイントです。
実践例
プレゼントキャンペーンを実施:
「#〇〇のタグをつけて投稿すると抽選でプレゼント!」などのキャンペーンを展開
「投稿したくなる」デザインやパッケージを用意:
「写真映えするパッケージ」「開封したくなる商品デザイン」などを取り入れる
イベントや体験型コンテンツを提供:
「ポップアップストアや試食会など、参加型のイベントを実施し、その様子を投稿してもらう」
引用元:https://www.instagram.com/toraku_kobesweets/
ユーザーが自発的に投稿するには、インセンティブや『シェアしたくなる魅力』が必要です。特に、プレゼントキャンペーンやユニークなデザインは効果的です。
ブランド専用のハッシュタグを設定する


UGCを増やすためには、ブランド専用のハッシュタグを設定し、ユーザーが投稿しやすい環境を作ることが重要です。
ハッシュタグ活用のポイント:
- シンプルでわかりやすい(長すぎると使われにくい)
- ブランド名や商品名を含める(指名検索されやすくなる)
- 投稿するメリットを伝える(「このタグで投稿すると〇〇で紹介!」など)
ブランド専用ハッシュタグを定着させることで、UGCが継続的に生まれる仕組みを作ることができます。特に、公式アカウントが積極的にそのタグを使用すると、ユーザーにも浸透しやすくなります。
投稿されたUGCをリポスト・紹介する
UGCを増やすには、「ユーザーの投稿がブランドに取り上げられる」ことに価値を持たせることが効果的です。企業がユーザーの投稿をリポストすることで、「自分も投稿して紹介されたい!」という動機が生まれ、UGCがさらに増えていきます。
- ストーリーズでユーザーの投稿をシェアする
- 公式フィードに優秀なUGCを掲載する
- ハイライトでUGCをまとめる


引用元:https://www.instagram.com/nagatanien_jp/?locale=ja_JP
企業が積極的にUGCをリポストすることで、ユーザーとの関係が深まり、さらなるUGCの投稿が生まれます。『紹介される可能性がある』という期待感を持たせることがポイントです。
フォロワーと積極的に交流する


UGCを増やすには、企業がフォロワーとの関係を強化し、「このブランドはユーザーを大切にしている」と感じてもらうことも重要です。
具体的な方法
コメントに丁寧に返信する
DMを活用してフォロワーと直接やり取りをする
アンケート機能を使う
ストーリーズで質問箱を設置し、フォロワーの質問に答える
インスタライブを開催し、リアルタイムで交流する
フォロワーとの交流を増やすことで、ブランドの好感度が上がり、UGCを投稿してくれるユーザーが増えます。『企業とつながれる』という感覚を持ってもらうことが大切です。
まとめ
今回は、InstagramのUGCとは何か、その活用メリット、そしてUGCを増やすための具体的な方法について詳しく解説しました。
UGC(ユーザー生成コンテンツ)は、企業のInstagram運用においてブランドの信頼性向上や認知拡大、エンゲージメントの強化に役立つ強力なマーケティング手法です。フォロワーの投稿を大切にし、企業側も積極的に関わることで、より自然な形でブランドの魅力が広まり、ファンが増えていきます。
今日からできる施策を取り入れ、InstagramのUGCを最大限活用し、企業アカウントの成長につなげていきましょう!
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