近年、多くの企業がInstagramを活用し、集客やブランドの認知度向上、売上アップを実現しています。
特に、Instagramは視覚的に情報を伝えやすく、ターゲットとダイレクトに繋がれるSNSとして、企業のマーケティングに欠かせないツールとなっています。
しかし、実際に運用している企業の中には、「投稿しているのにフォロワーが増えない…」「どんなコンテンツを発信すればいいかわからない…」といった悩みを抱えているケースも多いのが現状です。
成功している企業と、うまくいかない企業の違いは何なのでしょうか?
本記事では、Instagram運用が上手な企業の特徴を詳しく解説し、成功するためのポイントを紹介します。

後半ではInstagram運用が上手な企業の事例を紹介してるよ!
この記事はこんな人にオススメ
SNSを活用して、成果を上げたい企業
アカウント運用が上手な企業を知りたい方
記事の難易度 (初級者向け)
この記事を読めば、できること
企業アカウントを上手に運用することができるようになる!
Instagram運用が上手な企業の共通点
Instagram運用が成功している企業には、いくつかの共通点があります。



共通点を5つ紹介するよ!
①明確な目的を持って運用している


成功している企業アカウントは、「何のためにInstagramを運用するのか?」 を明確にしています。目的が不明確なまま運用していると、投稿内容がバラバラになり、フォロワーに響きにくくなります。
企業アカウントの主な運用目的:
認知度向上(ブランドや商品を知ってもらう)
ブランディング(企業のイメージを確立する)
フォロワーのファン化(継続的に関係を築き、ロイヤルカスタマーを増やす)
集客につなげる(店舗・ECサイトへの流入を増やす)
商品の販売促進(Instagramショッピング機能を活用し、売上につなげる)
Instagram運用が上手な企業は、目的に合わせた投稿を作っています。
例えば、「ブランディング」が目的の場合、ブランドの世界観を大切にし、統一感のある投稿を意識しています。写真のトーンやデザインを揃え、フォロワーに「このブランドらしさ」を伝えることを重視しています。
「商品の販売促進」が目的の場合、商品の魅力がしっかり伝わるように、使い方や特徴をわかりやすく紹介し、フォロワーの購買意欲を高めるような投稿を作成しています。
②一貫した世界観とブランドイメージを持っている


Instagramは「ビジュアルが第一のSNS」です。
Instagram運用が上手な企業は、画像や動画、フォントやレイアウトなど細かいところまでデザインの統一がされています。プロフィール画面を見たときに「このアカウントはどんなブランドか」が一目で分かるように作成してます。



企業の「第一印象」を決める重要な要素ですもんね!



統一感のあるブランドイメージを作ることで、フォロワーの信頼を得やすくなるよ!
引用元:https://www.instagram.com/checkin_japan_hotels/
写真の色味・トーン、フォントやデザインを統一し、ブランドの世界観が伝わるテーマで発信するように心がけましょう。
③ユーザー目線で価値のあるコンテンツを発信している
ただ商品やサービスを紹介するだけでは、フォロワーの興味を引くことはできません。
成功している企業は、「フォロワーにとって役立つ情報」 にフォーカスし、発信しています。
ユーザー視点でコンテンツを作るポイント
商品の特徴ではなく、メリットを伝える
「この化粧水はビタミンC配合!」
「シミやくすみが気になる方に!透明感UPのビタミンC化粧水✨」
「今すぐ役立つ情報」を投稿する
「新しいコーヒーメーカー発売!」
「たった5分でカフェの味!簡単おうちカフェの作り方☕」
保存・シェアしたくなる投稿にする
まとめ投稿(「初心者向け○○の基本」「○○をする3つのコツ」など)
役立つハウツー系投稿(例:「インスタ集客で失敗しない5つのポイント」)
フォロワーの共感を呼ぶ投稿(例:「○○のあるある」「○○で困っていませんか?」)
「製品がどのように役立つか」「解決できる課題は何か」を具体的に示すことで、ユーザーの関心を引きつけることができます。
自己満足ではなく、フォロワーにとって有益な情報を提供することを第一に考えましょう。
④フォロワーとのコミュニケーションを大切にしている


成功している企業は、フォロワーとの交流を積極的に行い、信頼関係を築いています。
フォロワーとのコミュニケーション方法は
- コメントやDMにしっかり返信する
- ストーリーズで「質問スタンプ」や「アンケート機能」を活用
- フォロワーの投稿をリポストして、関係を深める
などがあります。


引用元:https://www.instagram.com/elly_beautypartner_shiseido/
フォロワーと積極的に交流することで、企業に対する親しみやすさが増し、信頼関係が深まります。ユーザーは「企業が自分たちを大切にしてくれている」と感じ、ブランドに対するロイヤルティが向上します。



商品やサービスに対する興味が深まり、売上の向上が見込めるよ!
⑤UGC(ユーザー生成コンテンツ)をうまく活用している
UGC(User Generated Content)とは、フォロワーや顧客が自発的に投稿したコンテンツのことです。
ECサイトのレビューやGoogleマップの口コミなどが一般的なUGCの例ですが、Instagramでは「自社の商品を紹介した投稿」「商品についての口コミ」「自社のアカウントをメンションしたフィード投稿・ストーリーズ・リール」 などが該当します。
Instagramは、写真や動画で魅力を伝えやすいSNSなので、食品・日用品・雑貨・化粧品など、実際に使っている様子がイメージしやすい商品を扱う企業にとって、UGCが増えることは大きな強みになります。
ユーザーが自発的に投稿してくれることで、より多くの人にブランドや商品の魅力が伝わり、認知度アップにつながりやすくなります。



成功している企業アカウントは、UGCを活用することで、ブランドの信頼性を高めているよ!
UGCの活用ポイント
オリジナルハッシュタグを設定する
例:「#○○(ブランド名)」を作成し、フォロワーに投稿してもらう
フォロワーの投稿をストーリーズで紹介する
「この商品、実際に使ってみた!」といった投稿をリポストすることで、信頼度が高まる
キャンペーンを活用する
「#○○チャレンジ」などのキャンペーンを実施し、フォロワーの投稿を促す



「フォロワーが投稿したくなる仕掛け」を用意すると、自然にUGCが増えていくね!
成功している企業アカウントの事例をご紹介!
和気文具|ハウツーコンテンツで文房具の魅力を発信


「和気文具」は、1926年創業の老舗文房具店。「文房具にハマろうよ」 をコンセプトに、手帳やノートを楽しく使うためのアイデアを発信し、文房具の魅力を広めています。
Instagram運用の成功ポイント:
引用元:https://www.instagram.com/wakibungu/
手帳をかわいく飾る方法や、簡単に描けるイラストの描き方など、「すぐに実践できる情報」 を投稿しています。ただ商品の紹介をするのではなく、「こんなふうに使えば、もっと楽しくなる!」というアイデアを提供し、フォロワーが商品を使いたくなる工夫をしている。



わあ〜!私も参考にして書いてみたいな♪
せっかくなら、同じ文房具を買って試してみよう!



購買意欲が高まるね!
「役立つ情報 × 楽しさ」を掛け合わせた発信で、フォロワーの関心を引きながら、文房具の魅力を伝えているのが成功のポイント。
icotto|旅行雑誌のような世界観でフォロワーを惹きつける


「icotto」は、「一人旅」や「女子旅」 をテーマにした女性向け旅行メディアです。ホテル予約サイト「icotto」の公式Instagramアカウントとして、旅の魅力を発信しながら、宿泊予約につなげています。
Instagram運用の成功ポイント:
引用元:https://www.instagram.com/icotto_official/?hl=ja
雑誌のような洗練されたビジュアルで統一感を演出しています。単にキレイな旅行写真を載せるのではなく、雑誌のキャッチコピーのようなテキストを画像に組み込む ことで、視覚的にも印象に残る投稿を作成。「次の旅の参考にしたい!」と思わせる工夫 がされています。


また、ハイライトもうまく活用しており、「癒し」「ご褒美」「おいしい」などの項目に分けて、おすすめの旅先を紹介しています。ストーリーズ内で旅先の魅力を伝えつつ、ホテル予約サイトのリンクにスムーズに誘導。広告感を出さずに、「ここに泊まってみたい!」と思わせる流れを作っています。
「雑誌のような洗練された世界観 × 実用的な旅行情報」を組み合わせることで、フォロワーにとって保存したくなるコンテンツを提供。統一感のある投稿がブランディングの強化につながっています。
GRL|インフルエンサー投稿を活用し、購入導線を最適化


「GRL」は、10代後半〜20代の女性をターゲットにした人気アパレルブランドです。トレンド感のあるファッションアイテムを手頃な価格で提供し、Instagramを活用して認知拡大と販売促進を行っています。
Instagram運用の成功ポイント:
引用元:https://www.instagram.com/grl_official/
GRLのフィード投稿では、自社のモデル撮影写真だけでなく、インフルエンサーが着用している投稿をリポスト。運用の負担を軽減しつつ、クオリティの高い投稿を実現しています。また、ターゲット層が知っている有名人の写真を投稿するで、「このブランドなら安心して買える!」という信頼感や憧れを訴求しています。
インフルエンサーが自然に商品を紹介する投稿を活用することで、リアルな着こなしを見せられるのが強みとなっています。


フィード投稿やストーリーズで紹介した商品にショッピングタグを付けることで、フォロワーがタップするだけで商品ページにアクセスできる導線を作成しています。購買までのハードルを下げ、スムーズに購入へつなげています。
自社でコンテンツをすべて作成するのではなく、インフルエンサー投稿をリポストすることで、ターゲットに刺さるコンテンツを増やしながら、運用の手間を削減。さらに、ショッピング機能を活用し、Instagram上で「発見 → 購入」まで完結できる仕組みを作っているのが成功のポイントです。
まとめ
本記事では、Instagram運用が上手な企業の特徴を解説しました。
ただ投稿するだけではなく、フォロワーと関係を築きながら、集客や売上につなげることが重要です。
Instagram運用が上手な企業の特徴は以下の5つでした。
一貫した世界観とブランドイメージを持っている
ユーザー目線で価値のあるコンテンツを発信している
フォロワーとのコミュニケーションを大切にしている
UGC(ユーザー生成コンテンツ)をうまく活用している
Instagramは、闇雲にフォロワーを増やすだけではなく、運用目的を明確に持ち「ビジネスの成果につなげること」が成功のカギとなります。
本記事で紹介したポイントを参考にしながら、自社のInstagram運用を見直し、成果につなげていきましょう
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