
インスタグラムを始めてみました!



いいですねー!ちなみに運用する目的はなんですか?



うーん。それはまだ決まっていません。
とりあえずフォロワーを伸ばしてから考えようと思っています!



絶対ダメです!!!
なんとなくでインスタを始めたら失敗してしまいます…!
「何のためにInstagramを運用するのか」を明確にせず、とりあえずフォロワーを伸ばすことを目標に掲げている企業も少なくありません。しかし、そのやり方ではInstagramで具体的な成果を得ることができず、運用が失敗に終わってしまいます。
Instagramをうまく活用し、成果をあげている企業は、必ず最初に「Instagramを運用する目的」を設定しています。
今回は、目的を明確にする必要性や、企業がInstagramを運用する主な目的を紹介します。



目的達成に必要な指標についても触れていきますね!
この記事はこんな人にオススメ
とりあえずフォロワーを伸ばしている方
インスタグラムを活用して、何をすべきかわからない方
記事の難易度 (初級者向け)
この記事を読めば、できること
インスタグラムを運営する目的が明確にできて、それを達成する道筋がわかる!
「フォロワー増加」を目的にするとInstagram運用は失敗する
フォロワー増加に力を入れている企業は、高確率でアカウントの運用が失敗してしまいます。
なぜなら、フォロワーを伸ばすことは本来、企業にとって「運用目的」にはならないからです。
フォロワー数はあくまで「指標のひとつ」であり、重要なのはその後の成果にどう結びつけるかです。



この「その後の成果にどう結びつけるのか」を最初に決めておかなければならないんですね!



そうそう。「ブランドの認知を高めたいのか、自社製品を販売したいのか」などだね!
例えば、フォロワー数の増加はブランド認知を広げるための重要な要素のひとつですが、フォロワーに海外のユーザーが多いと意味がありません。
フォロワーの属性まで考えていなければ本当の意味でブランドの認知を広げたとは言えませんよね。
また、Instagramで自社の製品を宣伝し、フォロワーに買ってもらうことが狙いの場合、集めたフォロワーの熱量が低ければ商品を売ることができません。
このように「とりあえず、フォロワーを伸ばしてから目的を決めよう」と思って、フォロワーを増やすことに力を入れてしまうと後々に不具合が生じてしまいます。
フォロワーは少なくてもいい
インスタグラムはフォロワー数が多ければ多いほど良いと思われていますが、実はそうじゃない場合もあります。
例えば、ニッチな商品、企業向けな商品、高単価な商品などは、フォロワーの量よりフォロワーの質の方が重要だとされています。



少ないフォロワー数でも大きな売上に繋がることも沢山あります!
Instagram運用の目的設定をしよう!


「フォロワーは増えたけど、意味なかったな…」とならない為にも、必ず最初に「何のためにInstagramを運用するのか」を明確にしましょう。
目的設定をするときは、「最終的に達成すべきゴール」を考える必要があります。
最終的なゴールを決めておくことで、例えば「Aという商品を売って〇〇円の利益をあげたい」という目的があれば、次は利益を上げるために「どんなターゲットがフォロワーになって欲しいのか」などが見えてきます。
このように目的から逆算して運用に落とし込んでいくことがInstagram運用の成功の秘訣です。



目的を明確にすると、正しい運用方法が見えてくるね!
企業がInstagramを運用する主な目的
企業がInstagramを運用する主な目的はさまざまです。
参考までに、Instagramを運用する目的を、意識すべき指標と合わせて5つご紹介します。



フォロワーの増加数だけじゃなく、目的によって見るべきポイントが色々とあるよ!
①認知を高める


製品やブランドの認知を高め、より多くの人に知ってもらうためにInstagramを活用します。
自社の商品やサービスに関する情報を発信し、多くのユーザーに見てもらうことで、ブランドへの理解や興味を広げることができます。
意識すべき指標: リーチ数、インプレッション数、フォロワー数の増加率。
認知を高める為には、多くのユーザーに投稿を見てもらう必要があります。



つまり投稿をバズらせなきゃいけないのだ!


そこで注目すべき指標がリーチ数やインプレッション数です。フォロワー以外からのリーチが多く取れている投稿は、発見タブに掲載された証拠です。
認知を高めたい場合は、発見タブに載せれるように運用していくといいでしょう。
②ユーザーのファン化
共感を得られるコンテンツを発信し、ブランドのファンを育てていきます。継続的なコミュニケーションを通じて信頼関係を築き、長期的なロイヤルティを高めることが目的です。
意識すべき指標: ホーム率、エンゲージメント率(いいね、コメント、保存)、UGC(ユーザー生成コンテンツ)投稿数。
ユーザーのファン化ができているアカウントはホーム率が高い傾向にあります。
ホーム率とは、Instagramで投稿がフォロワーの「ホーム画面(フィード画面)」に表示された割合を示す指標です。フォロワーが自分のホーム画面でその投稿を目にした頻度を測るために使われます。



ホーム率が高い=フォロワーからの関心度が高いということだね!
また、ファン化がうまくいくと、安定して高いエンゲージメントが取れるようになるので、エンゲージメント率にも注目しましょう。



好きなアカウントが投稿してる♪コメントしよーっと!


引用元:https://www.instagram.com/elly_beautypartner_shiseido/?locale=ja_JP
ユーザーのファン化を目指すなら、人間味を感じられるコンテンツの発信、そしてフォロワーとの交流が大切になってきます。ユーザーのコメントに返信したり、ストーリーズの質問箱やアンケートを活用して、フォロワーと積極的に交流していきましょう。
③商品の販売促進


商品の魅力を伝え、購入を促進するためにInstagramを活用します。視覚的に訴えるコンテンツやプロモーションを通じて、ユーザーの購買意欲を刺激し、実際の購入へとつなげます。
意識すべき指標: ショッピング機能の利用数、ショップタグの閲覧数、リンククリック率(CTR)、購入数、コンバージョン率、フォロワーからの売上割合。
ショッピング機能の利用数は、ユーザーが投稿やストーリーズに表示された商品をタップして詳細を確認した回数を示します。この数値が高い場合、商品への関心が高まっている証拠です。



ユーザーが買いたい気持ちになってるサインだよ!
さらに、リンククリック率(CTR)にも注目しましょう。これはストーリーズやプロフィールに設置されたリンクがどれだけクリックされたかを示す指標で、実際の購入行動への第一歩です。
商品の販売促進を目指すなら、商品の魅力を最大限に引き出すビジュアルと、購入への導線をわかりやすく設置することがポイントです。割引情報や期間限定キャンペーンを絡めた投稿も効果的です。
④採用活動の強化


企業の魅力や働く環境を発信し、優秀な人材の応募を促します。社内の雰囲気や社員の声を紹介することで、企業文化への理解と共感を深めます。
意識すべき指標: 求人投稿のリーチ数、採用ページへの遷移数、応募数。
求人投稿のリーチ数は、求人関連の投稿がどれだけのユーザーに表示されたかを示す指標です。リーチ数が増えることで、より多くの潜在的な応募者にアプローチできます。
採用活動を強化するには、職場の雰囲気や社員の声をリアルに伝えるコンテンツが効果的です。社内イベントや働いている人々の様子をストーリーズで発信し、親近感を持ってもらいましょう。
⑤ECサイト等、自社サイトへの誘導
投稿やストーリーズを活用して、自社のECサイトやサービスページへユーザーを誘導します。リンクやショッピング機能を通じて、スムーズにサイト訪問や購入へとつなげます。
意識すべき指標/KPI: リンククリック数、サイト滞在時間、直帰率、プロフィールのウェブサイトクリック数。
リンククリック数は、投稿やストーリーズに設定されたリンクがどれだけクリックされたかを示します。ユーザーがコンテンツに興味を持ち、実際にサイトへ訪れる行動に繋がったかを測るのに役立ちます。
自社サイトへの誘導がうまくいっているアカウントは、リンククリック数やプロフィールのウェブサイトクリック数が高いことが多いです。


引用元:https://www.instagram.com/charleskeith_jp/?locale=ja_JP
まとめ
今回は、目的を明確にする必要性や、企業がInstagramを運用する主な目的を紹介しました。
企業がInstagramを運用する主な目的は以下の5つでした。
商品の販売促進
ユーザーのファン化
採用活動の強化
ECサイト等、自社サイトへの誘導
フォロワーを伸ばすことを目的にすると、なんの成果も得られずにInstagram運用は失敗に終わってしまいます。
まずは、「何のためにInstagramを運用するのか」を明確に定め、Instagram運用のゴールを決めることです。そのうえで、「何をすべきなのか」「どのような運用を心がけるべきか」を意識することで効果的なInstagram運用につながっていきます。
目標を設定し、逆算して運用に落とし込み、分析と改善を繰り返すことで、Instagram運用を成功に導くことができます。
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