【企業向け】Instagramエンゲージメント戦略|計算方法や目安、エンゲージメント率を上げる方法を解説

エンゲージメントはアカウントの伸び方を左右する根本的な指標です。投稿が伸びたり、フォロワーが増えたりする一連の流れは、「エンゲージメント率の高さ」が土台にあります。

企業にとっては、その先にある「認知拡大」「資料請求」「来店」「購買」など、目的に合わせた成果を得るためにも、このエンゲージメント率が重要になってきます。

この記事では、エンゲージメントについてや、計算方法、目安、具体的なエンゲージメント率を上げる方法までをわかりやすく解説していきます。

この記事はこんな人にオススメ

Instagram運用を任されているけど何から始めていいかわからない企業担当者
投稿してもなかなか反応がつかないと悩んでいるSNS担当者
自社アカウントのエンゲージメント率を高めたい方

記事の難易度 (初級者向け)

この記事を読めば、できること

エンゲージメントを上げる方法がわかって、投稿が今よりも伸びる!

目次

エンゲージメントとは?

エンゲージメントとは、投稿に対するユーザーの反応を指します。いいね、コメント、シェア、保存といったアクションが含まれます。

エンゲージメントは、アカウントの人気度や投稿の需要を測るうえで重要な指標です。
特に、フォロワー数に対してエンゲージメントが高いと、投稿がInstagramのアルゴリズムで優先的に表示されやすくなります

インスタ

この投稿は価値があるな〜!
沢山の人に見てもらえるように投稿をオススメ表示させよう!

投稿の反応が良い=フォロワーにとって需要のある質の良い投稿ができている証拠。

エンゲージメント率の確認方法と計算式

エンゲージメントを向上させるためには、まず現在のエンゲージメント率を確認することが重要です。

「どの投稿がどれくらい反応されたのか」を正しく数値で把握することが大切だよ。

エンゲージメント率を割り出すためにはインサイト機能を使う必要があります。

インサイトは、Instagramで投稿やアカウントのパフォーマンスを分析できる機能です。
このツールを使うことで、どの投稿がどれだけのユーザーに届いているか、またどれくらいの反応を得ているかを把握することができます。

プロアカウントに切り替えることで誰でも無料で利用することができます。

詳しくはこちらをご覧ください。

エンゲージメント率の計算方法

エンゲージメント率は「(エンゲージメント(いいね・保存・コメントの総数)÷投稿のリーチ数)×100」で求めることができます。

この式では「今のフォロワー数に対して、どれくらいの人が反応してくれたか?」がわかります。

例えば、リーチ数が10,000に対して「いいねが300」「コメントが5」「保存が30」付いていた場合、(300 + 5 + 30)÷ 10,000 × 100 = 3.35%のように求められます。

なるほど〜。エンゲージメント率は「3.35%」ということか!

一般的に、Instagramの平均的なエンゲージメント率は1〜2%とされています。
エンゲージメント率は、アカウントの規模や運用しているジャンルによって傾向が異なるので、あくまでも目安として運用してみてください。

エンゲージメントを伸ばす5つの方法

ターゲット(ペルソナ)を明確にする

Instagramの成功には、「誰に向けた発信なのか」を明確にすることが欠かせません。ターゲットが曖昧だと、メッセージが響かず、投稿への反応も低くなります。

フォロワーを獲得するためにも、まずは「誰に向けて情報を届けたいのか」を明確にしましょう。

まずは、ターゲットとなるユーザーの基本情報(年齢、性別、職業、ライフスタイルなど)を明確にし、自社のサービスや商品に最も関心を持つ層を把握しましょう。

次に、そのターゲットが抱える悩みや関心ごとを分析し、どんな情報を求めているのか、どのようなコンテンツが響くのかを考えます。

最後は、収集した情報をもとに具体的なペルソナ像を作成し、そのペルソナに合わせた投稿内容や運用方針を決定することで、ターゲットに刺さる発信を実現できます。

ペルソナ設定の例

名前:佐藤麻美(30歳)
職業:都内勤務のOL
趣味:カフェ巡り、コスメ、旅行
Instagramの利用目的:最新の美容情報をチェックし、参考にする
悩み:時短メイクのテクニックや、コスパの良い商品を知りたい

ペルソナを細かく設定することで、ターゲットが求めているコンテンツを発信しやすくなり、投稿の質を高めることができます。結果として、多くの反応を獲得することできます。

ユーザーは「私向けの投稿だ!」と感じれば、興味を向けてくれるよ。

コンテンツの質を上げる

エンゲージメントを高めるには、「いいねしたくなる」「保存したくなる」投稿であることが前提です。
このとき意識すべきなのが、投稿の情報の価値 × 見やすさです。

まず、内容については「誰かに共有したくなる」「あとで見返したくなる」と思える情報を載せること。
たとえばノウハウ・失敗談・チェックリストなど、「役に立つ」「共感する」「気づきがある」と感じさせる内容は、保存やシェアにつながりやすくなります。

引用元:https://www.instagram.com/willer_travel/

また、見た目のクオリティも大切です。
文字が多すぎて読みづらい、余白がない、配色がちぐはぐ…そんな状態では、どんなに中身がよくてもスルーされてしまいます。

特にスマホで見るInstagramでは、「3秒で読みやすそうか判断される」と言っても過言ではありません。

  • 1枚目のサムネイルで内容が伝わるタイトルになっているか?
  • テキストの配置や行間、色使いに統一感があるか?
  • 1枚の情報量が多すぎず、テンポよく読み進められるか?
  • デザインはターゲット層にとって親しみやすいか?

など、これらを丁寧に整えるだけで、投稿の印象はガラッと変わります。
伝わる投稿 = 読みやすく、価値がある、保存したくなる投稿を意識すると、エンゲージメントを安定的に高めることができます。

ホーム率を高める

「いいね」や「保存」が少ない…と悩む前に、まず確認すべきことがあります。それは、「そもそも投稿がフォロワーに届いているか?」ということ。

いくら良い内容でも、見られていなければ反応は生まれません。

その届き具合を示すのが、「ホーム率」という指標です。
ホーム率とは、Instagramで投稿がフォロワーの「ホーム画面(フィード画面)」に表示された割合を示す指標です。

つまり、既存のフォロワーのうち何%の人が自分の投稿を見てくれているかという指標のことだね!

この数値が高いほど、投稿がフォロワーの目に届いていることを意味するよ。

エンゲージメントを高めるためには、このホーム率を上げなければいけないんだね…!

ホーム率を上げる方法

投稿頻度を増やす
滞在時間を延ばすコンテンツを作成する
コメントやDMへの返信を積極的に行う
ストーリーズを活用してフォロワーと積極的に交流する

などがあります。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

投稿時間をフォロワーに合わせる

フォロワーに投稿を見てもらうためには、フォロワーが活発な時間帯を狙うことがポイントです。
一般的にSNSや連絡をチェックしている時間帯は、通勤時間・ランチタイム・就寝前です。

一般的なアクティブ時間帯

平日朝(7〜9時):通勤時間にインスタをチェックする人が多い。
昼休み(12〜14時):ランチタイム中にスマホを見る人が多い。
夜(19〜22時):仕事後やリラックスタイムにスマホを利用する時間帯。

ただ、これはあくまで一般的な目安です。運用しているアカウントのターゲット層によって異なります。自分のフォロワーのライフスタイルに合わせて投稿することが大切です。

フォロワーがいつアクティブかってどうやってわかるの?

インサイト機能を使うんだ!

詳しくはこちらをご覧ください。

週末と平日でアクティブな時間が変わる場合もあるので、フォロワーの行動を分析し、最適な時間帯に投稿をしましょう。

発信を届けたい人のライフスタイルに合わせて投稿をすることで、エンゲージメント率の上昇が期待できます。
また、毎回決まった時間に投稿をすることで、フォロワーに自分の投稿を見る習慣を付けることができ、反応率が安定しやすくなるメリットもあります。

反応を促すCTAを使用する

投稿の最後に「いいね・保存してね」「プロフィールをチェックしてね」といったメッセージを見かけたことはありませんか?これらは「CTA画像」と呼ばれるもの。

CTA=コールトゥアクションの略で、投稿の最後に「いいね」や「フォロー」「保存」などのアクションを促す画像のことを言います。

引用元:https://www.instagram.com/wacoal_webstore/

例えば、投稿に「保存してね」などのメッセージを添えることで、ユーザーに保存を促すことができます。
視覚的に保存を意識させることで、自然に保存行動を引き出すことができます。

本当にこれだけで保存されるの?

CTAを入れるだけで保存率が20%向上した事例もあるのだ!

Instagramのユーザーは「なんとなく」投稿を見ているので、「保存すると見返せるよ!」と一言入れるだけでも無意識に保存されやすくなるのです。どのようなアクションを起こせば良いのかがひと目でわかるように作成することが、CTA画像成功のカギとなります。

まとめ

今回は、エンゲージメントの意味や計算方法から、具体的なエンゲージメント率を上げる方法までをわかりやすく解説していきました。

エンゲージメント率を上げる方法は以下の5つでした。

ターゲット(ペルソナ)を明確にする
コンテンツの質を上げる
ホーム率を高める

投稿時間をフォロワーに合わせる
反応を促すCTAを使用する

Instagramを運用するうえで、エンゲージメント率は「投稿が人に届き、広がっていくかどうか」を決める重要な指標です。どんなにクオリティの高い画像や動画を投稿しても、反応が少なければその先の拡散や成果にはつながりません。

ぜひ、今日から“反応される投稿”を意識して運用に取り入れてみてください。

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