【企業向け】Instagramのリールが伸びない!?その原因と改善方法をプロが解説

リールは、Instagram内で最もユーザーの目に触れやすいコンテンツ形式です。
アルゴリズム上の優遇もあり、企業にとっては新規ユーザーとの接点作りや認知拡大に直結するチャンスでもあります。

だからこそ、伸び悩みの原因を放置してしまうと、大きな機会損失につながりかねません。

この記事では、「伸びない原因」と合わせて改善方法リールを伸ばすための重要指標を紹介していきます。

ハビット

闇雲にリール動画を投稿するのは今日で卒業なのだ!

この記事はこんな人にオススメ

Instagramリールを投稿しても再生数が伸びず悩んでいるSNS運用初心者
リールを伸ばしてフォロワー獲得や認知拡大につなげたい方
リールを伸ばすために重要な指標を知りたい企業担当者

記事の難易度 (中級者向け)

この記事を読めば、できること

リールが伸びない原因を知って、具体的な改善方法がわかる!

目次

リールが伸びるかどうかは「平均再生時間」で決まる

リールが思うように伸びないと感じたとき、多くの担当者は「とりあえずもっと投稿しよう」「内容を変えればいいのかな」と感覚で動きがちですが、感覚だけで直そうとしても、的外れになりやすいのが現実。

改善の第一歩は、数字を確認して現状を把握することです。

2025年現在、Instagramが公式に「リールを伸ばすための重要指標」として発表しているのが平均再生時間(Average Watch Time)です。

平均再生時間とは、リールを再生したユーザーが1回あたりどれくらい見続けてくれたかを示す指標
長ければ長いほど、コンテンツが「最後まで見る価値がある」と判断され、より多くのユーザーにおすすめされます。

また、平均再生時間が 全体の50%以上 視聴されている状態は、いわゆるバズりやすい状態とされています。

つまり、1分のリール動画であれば、30秒以上見てもらえてるってことだね!

平均再生時間が伸びない原因 3選と改善方法

平均再生時間を向上させるためには、視聴者を惹きつけ、最後まで見たくなるコンテンツを作ることが欠かせません。しかし、多くのリールが途中でスワイプされ、平均再生時間が思うように伸びないのが現状です。

その理由は単純に「内容が悪いから」ではなく、冒頭の掴みやテンポ、ターゲットとのズレ、動画の長さなど、いくつかの共通した落とし穴にあります。

平均再生時間が短いということは、視聴者の集中を切らしてしまっている証拠なのだ。

ここでは、平均再生時間が伸びない原因を整理し、それぞれに対してすぐに実践できる改善方法を紹介していきます。

冒頭3秒で惹きつけられていない

平均再生時間が伸びない原因の多くは「冒頭で惹きつけられていない」ことにあります。

リールの再生は基本的に自動で始まるため、最初の数秒間が勝負です。
冒頭3秒で「おっ?」と視聴者の目を引けないと、すぐにスワイプされてしまいます。「質問を投げかける」など、スクロールを止めてもらえる工夫を盛り込みましょう。

この短い時間に工夫できるかどうかが、再生時間のカギを握るのだ。

改善方法:冒頭に強烈な「フック」を仕込む

ポイントは、スクロールしてきたユーザーの手を止める「フック」を必ず仕込むことです。

引用元:https://www.instagram.com/ves_bikyaku_salon/

例えば…

結論を先に示す:「◯◯する方法、たった3ステップ!」のように、冒頭で「これを見れば得られるもの」がすぐに伝わる構成にする。
質問形式で興味を引く:「まだ△△で困ってる?」など、ユーザー自身に関係があると感じさせる問いを投げかける。
強いビジュアルでインパクトを出す:商品の使用シーンや結果を先に見せ、「どうやって実現したの?」と続きを見たくさせる。

さらに、音やテロップも冒頭に盛り込むことで、視覚と聴覚の両方から注意を引き寄せられます。最初のカットに動きを入れるだけでも離脱率は大きく変わります。

冒頭3秒が「見てもらえるかどうかの分岐点」。
ここで「続きを見たい!」と思わせる仕掛けを作ることが、平均再生時間を大きく伸ばす第一歩です。

動画のテンポや構成に緩急がない

平均再生時間が伸びない大きな原因のひとつが「単調な構成」です。
同じカットが続いたり説明口調が一本調子だったりすると、視聴者の関心を維持するのが難しくなります。

視聴者は変化がない映像に飽きてしまうのだ…。

改善方法:シーンを短く区切り、テンポを演出する

平均再生時間を伸ばすには、テンポの良さと構成の工夫が欠かせません。
テンポの良さを出すコツは、シーンを短く区切って映像にリズムをつけることです。

引用元:https://www.instagram.com/willer_travel/

例えば商品紹介なら「全体 → 手元のアップ → 使用シーン」と3つに分けるだけで、視覚的な変化が生まれて飽きさせません。また、1カットの長さを2〜3秒程度に抑えると、自然にテンポがよくなります。

撮影の際も、角度を変えたり、少し距離を取ったり、一人称視点にしてみたりなど、同じシーンを複数パターンで撮ると編集時に組み合わせの幅が広がり、完成した動画のテンポも自然に仕上がります。

「とりあえず1パターンだけ撮っておこう」では後から修正ができないため、少し多めに撮影しておくのがコツです。

また、BGMに合わせてカットを切り替えると、視聴者は無意識に「見ていて気持ちいい」と感じやすくなります。

リールのテンポは編集だけでなく、撮影段階から意識することが大切。短く区切り、複数のカットを組み合わせることで、視聴者を最後まで引き込める動画に仕上がります。

内容がターゲットに合っていない

リールが伸びない理由のひとつに「誰に向けて発信しているのか」が曖昧なケースがあります。
例えば「できるだけ多くの人に見てもらいたい」と考えて作った動画は、一見よさそうに見えてもメッセージがぼやけ、結局誰の心にも響きません。

ターゲットが定まっていない発信は、結局「誰からも選ばれないコンテンツ」になってしまうのだ。

特に企業アカウントでは「商品を知ってほしい」「サービスの魅力を伝えたい」という想いが先行しすぎて、ユーザー視点を見失ってしまうことがよくあります。

改善方法:ターゲットを明確にし、共感を意識する

改善の第一歩は「誰に見てもらいたい動画か」を具体的に決めることです。
例えば「20代の学生に向けた低価格サービス紹介」なのか、「30代主婦層に向けた時短アイテムの提案」なのかによって、語り口や映像の切り取り方は大きく変わります。

さらに、ターゲットの関心や悩みに寄り添った内容を盛り込むことで「自分のことだ」と感じてもらえます。視聴者が「これは私に向けた動画だ」と認識した瞬間に、最後まで見てくれる確率は格段に上がります。

ターゲットを明確にして、その人が知りたいこと・共感できることを中心に据える。これが平均再生時間を伸ばす大前提です。

最後まで見られるだけでなく、「保存・シェア」したくなる動画に

リールを伸ばすうえで土台となるのは平均再生時間ですが、もちろんそれだけでは十分ではありません。
ユーザーに「もう一度見たい」「誰かに伝えたい」と思わせる動画こそ、さらに強くアルゴリズムに評価されます。

Instagramのアルゴリズムは、保存やシェアといった「リアクションの重み」も評価軸のひとつとしています。

引用元:https://www.instagram.com/seiwado.book.store/?locale=ja_JP

保存は、ユーザーが「あとで見返したい」と思った証拠。
単に一度再生されるよりも繰り返し視聴される可能性が高くなり、結果的に再生回数を押し上げる要因となります。

また、シェアは「この動画は人に勧められる価値がある」という強い関心を示す行動。友人や同僚に送られたり、ストーリーズで共有されたりすることで、新しいユーザー層へリーチするきっかけになります。

保存・シェアが多い投稿の特徴

チェックリスト形式や「◯選まとめ」など、役立つノウハウ
視覚的に分かりやすいハウツー
話題の商品など、旬な情報
「人に伝えたい」と思わせるビフォーアフターや変化がわかる投稿
共感を呼ぶ「あるあるネタ」

リールを伸ばすには「最後まで見られる」ことに加えて「残したくなる・人に見せたくなる」仕掛けをつくることが重要。保存とシェアは平均再生時間と組み合わさることで、動画の評価を一気に押し上げてくれます。

まとめ

今回は、リールを伸ばすための重要指標伸びない原因と合わせて改善方法を紹介していきます。

リールを伸ばすために重要な指標は「平均再生時間」です。
この平均再生時間を伸ばすことがリールを伸ばすカギとなります。

そして、平均再生時間を伸びない原因は以下の3つでした。

冒頭3秒で惹きつけられていない
動画のテンポや構成に緩急がない
内容がターゲットに合っていない

平均再生時間は「この動画を最後まで見る価値があるか」を判断するうえで、アルゴリズムからも高く評価される指標です。冒頭の3秒で視聴者を掴むこと、テンポを工夫すること、そしてターゲットに合わせた内容を届けることが、すべて平均再生時間の改善につながります。

現状を数字で把握し、原因を見極め、具体的な改善を積み重ねていくこと。平均再生時間を軸に改善を進めれば、必ず結果は変わってきます。

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