投稿の最後に「いいね・保存してね」「プロフィールをチェックしてね」といったメッセージを見かけたことはありませんか?これらは「CTA画像」と呼ばれるもので、Instagramマーケティングにおいて非常に重要な役割を果たしています。
インスタで成果を出している企業のほとんどが、このCTA画像を投稿の最後に差し込むことで、ユーザーの行動を効果的に促しています。CTA画像を使うことで、フォロワーを単なる「観覧者」から、実際に「アクションを起こすユーザー」に変えることができます。
本記事では、InstagramにおけるCTA画像の効果的な活用法を詳しく解説します。
実際に成功している企業の事例を紹介しながら、どのようにCTA画像を活用してユーザーの行動を引き出すか、具体的な方法をご紹介します。

Instagramを使って、もっと効果的にリードを獲得したり、売上を伸ばしたいと考えている方は必見なのだ!!
この記事はこんな人にオススメ
より多くのエンゲージメントやリード獲得を目指す企業
CTA画像を使っているアカウントの事例を知りたい方
記事の難易度 (初級者向け)
この記事を読めば、できること
CTA画像の基本的な使い方とその重要性が理解できる!
CTA画像とは?
CTA=コールトゥアクションの略で、投稿の最後に「いいね」や「フォロー」「保存」などのアクションを促す画像のことを言います。


引用元:https://www.instagram.com/wacoal_webstore/
例えば、投稿に「保存してね」などのメッセージを添えることで、ユーザーに保存を促すことができます。
視覚的に保存を意識させることで、自然に保存行動を引き出すことができます。



本当にこれだけで保存されるの?



CTAを入れるだけで保存率が20%向上した事例もあるのだ!
Instagramのユーザーは「なんとなく」投稿を見ているので、「保存すると見返せるよ!」と一言入れるだけでも無意識に保存されやすくなるのです。どのようなアクションを起こせば良いのかがひと目でわかるように作成することが、CTA画像成功のカギとなります。
InstagramにおけるCTA画像の活用シーン


CTA画像は、Instagramのさまざまなシーンで活用できます。それぞれの目的に応じて使い方を工夫することで、エンゲージメントやコンバージョンを大きく向上させることができます。



代表的な活用シーンをいくつかご紹介します!
いいね/保存の促進
目的:投稿に対するエンゲージメント(いいねや保存)を促進する。
「保存して後で見返してね!」というメッセージを含むCTA画像を使用することで、フォロワーに投稿を反応してもらいやすくします。このような呼びかけで、投稿のエンゲージメント率を高め、アカウントの成長をサポートします。



エンゲージメントが高くなると発見タブやオススメに表示されやすくなるのだ!



投稿が色んな人の目に留まるチャンスだね!
詳しくはこちらの記事をご覧ください。


プロフィールに飛ばす
目的:プロフィールページを訪れて、他の投稿をチェックしてもらい、フォローにつなげる。
「人気の投稿はこちら!」というメッセージと一緒に、他の投稿のサムネイルを貼り付けることで、ユーザーがプロフィールに飛んで他の投稿を見たくなるように促します。これにより、「こんな投稿もしてるんだ」と興味を持ち、フォローに繋がる可能性が高まります。
UGCの促進
目的:ユーザー生成コンテンツ(UGC)の収集とブランド認知度向上。
「#〇〇で投稿してねー!」といったCTA画像を使用して、フォロワーに自社のブランドや製品に関連した投稿を促すことができます。UGCは信頼性を高め、他のフォロワーに対しても魅力的に映ります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。


資料請求/問い合わせ促進
目的:商品やサービスに関する資料請求や問い合わせを促進する。


引用元:https://www.instagram.com/diyersjapan/
「今すぐ資料請求して、特典をゲット!」や「詳細が知りたい方はこちらからお問い合わせ」といった明確な指示を画像に含めることで、フォロワーにアクションを促します。
成果につながるCTA画像の作り方|4つのポイント
1. ゴール設定


CTA画像を作成する前に、まず自分が達成したい目標をはっきりと設定することが大切です。
エンゲージメントを高めたいのか、あるいは新規フォロワーを獲得したいのか、それぞれのゴールに合わせて、CTA画像の内容やデザインを調整する必要があります。
目標が明確であれば、CTAが伝えるべきメッセージやアクションも自ずと決まります。
2. 言葉の選び方
CTA画像に使用する言葉はシンプルで直接的であるべきです。
例えば「今すぐ購入」「登録して特典をゲット」「詳細を確認」など、具体的で行動を促すメッセージが効果的です。
ユーザーは何をすればいいのか、次に何をすべきかが明確に示されていると、行動に移しやすくなります。
複雑な表現や漠然としたメッセージでは、ユーザーは何をすべきか分からず、CTA画像の効果が薄れてしまいます。



ユーザーは投稿を「なんとなく見てる」人が多いからね。
長いと飛ばされてしまうんだ。ぱっと見て何をすればいいのか分かるようにしよう!
3. ビジュアル設計


CTA画像のデザインは、視覚的にユーザーの注意を引き、次の行動を促すために非常に重要です。
色使いやフォントの選び方、画像の配置などを工夫して、どこに注目すべきかが一目でわかるようにします。


引用元:https://www.instagram.com/wacoal_webstore/
特に、アクションを促すボタンや重要なメッセージ部分は目立たせることが大切です。シンプルでありながらも、直感的に理解できるデザインにすることで、ユーザーがすぐに行動を起こしたくなるように導きます。
4. アクションを起こすメリットを伝える
ユーザーにCTA画像をクリックしてもらうためには、行動を起こすことで得られるメリットを明確に伝えることが重要です。
たとえば、限定オファーや特典、または「今だけのチャンス」といった言葉で、アクションを起こすことで何か良いことがあるという期待感を与えます。ユーザーは「行動しなければ損をする」という感情を持つことで、クリックしたり申し込んだりする動機づけが強まります。
メリットをしっかりと伝えることで、ユーザーの行動を後押しします。



他にも保存を促したい場合は「保存すると後で見返せます」と書くといいね!
CTA画像を活用しているアカウントをご紹介!
ここでは、Instagramで結果を出している企業がどのようにCTA画像を使っているのか、具体的なアカウントをご紹介します。
DAISO(ダイソー)


ダイソーは、日本国内外で幅広く展開する100円ショップで、Instagramを通じて、新商品やお得な情報を発信しています。


引用元:https://www.instagram.com/daiso_official/
ダイソーのInstagramでは、CTA画像を使ってユーザーにさまざまなアクションを促しています。
- 「いいね」や「保存」のアイコンを入れ、ユーザーに積極的に反応を促す。
- 「人気投稿はこちら!」というメッセージで、プロフィールに飛んでもらうよう誘導。
- 「#ダイソーで発見」をつけて投稿してね!という呼びかけで、UGCの投稿を増やし、ブランドの認知度を高める。
- 自社アプリの宣伝として、「スマホで在庫検索。会員登録不要で使える!」というメッセージを追加。



「会員登録不要」といった文言を加えることで、ユーザーにストレスを与えることなく、気軽に使ってもらえるという印象を与えているね!
1つのCTA画像には、いくつもの要素が詰め込まれていますが、それでもデザインがシンプルでまとまっており、視覚的に非常に見やすい印象を与えています。
UNIQLO(ユニクロ)


世界中で愛されるアパレルブランド「UNIQLO(ユニクロ)」の日本公式Instagramアカウントは、シンプルながらも実用的で日常にフィットするスタイリング提案が特徴です。トレンドを意識しすぎず、誰にでも取り入れやすいコーディネートを軸に、幅広い年齢層に向けた投稿が行われています。


引用元:https://www.instagram.com/uniqlo_jp/
ユニクロは、投稿の内容に応じてCTA画像を柔軟に活用しています。
例えば、着こなし紹介の投稿では、投稿の最後に「どのコーデが好きかコメントで教えてね」といった呼びかけを行い、フォロワーにコメントを促します。このように、具体的な行動(コメント)を求めることで、フォロワーとのエンゲージメントを高め、投稿への反応を増やしています。
このアプローチは、ユーザーとのコミュニケーションを活発にし、ブランドへの親近感を高める効果があります。ユニクロのように、投稿の内容に合わせたCTA画像を使うことで、フォロワーの関与を促進し、Instagramの活用効果を最大限に引き出すことができます。
リノベ不動産


「リノベ不動産」は、住まいのリノベーションを手がける企業の公式Instagramアカウントです。


引用元:https://www.instagram.com/renovefudosan/
「もっと見たい人はプロフィールから事例集をGET」といった一言で、プロフィール欄にある資料請求ページへとスムーズに誘導しています。事例集を手に入れるには、専用のフォームに情報を入力する必要があり、Instagramの投稿からリード獲得に直結する導線が構築されています。
ストーリーズのハイライトでは、事例集の受け取り方やフォームの書き方を短い動画でわかりやすく解説しており、初めて訪れたユーザーにも配慮した設計になっています。
まとめ
今回は、InstagramにおけるCTA画像について、効果的な活用法を詳しく解説しました。
Instagramを活用する上で、ただ情報を発信するだけではなく、ユーザーに行動を促すことが非常に重要です。
CTA画像はそのための強力なツールであり、ユーザーに「いいね」や「コメント」を求めるだけでなく、商品の購入やイベントへの参加、プロフィールへの訪問など、具体的なアクションを引き出すために活用できます。
Instagramでの成果を上げるためには、単に“伝える”だけでなく、“動かす”ための工夫が必要です。CTA画像を使いこなすことで、ユーザーに行動を促し、Instagramをマーケティング活動の強力な武器にすることができるでしょう。
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