【企業向け】旅行・観光業のInstagram成功事例 5選|集客につながる運用ポイントも解説

近年、旅行先を決める際にInstagramを参考にする人が増えています。

特に若年層を中心に「旅先で映えるスポットを探す」「宿泊施設や観光地のリアルな様子を事前に知る」といったニーズが高まっており、観光地の魅力を写真や動画で伝えられるInstagramとの相性は抜群です。

この記事では、これからInstagramを活用したいと考えている観光業の企業担当者向けに、参考になる旅行系アカウントを5つご紹介します。

ハビット

旅行・観光業のアカウントがInstagramで成果を出すためポイントも後半でまとめています!

この記事はこんな人にオススメ

観光業界でInstagramを活用したいと考えている企業担当者
観光施設・ホテル・交通機関などの広報・マーケティング担当者
他社のInstagram成功事例を参考にしたい方

記事の難易度 (初心者向け)

この記事を読めば、できること

成功事例から、自社アカウントに取り入れられる運用アイデアが得られる!

目次

 Instagramが旅行・観光業界と相性が良い理由

Instagramは、視覚的な魅力や“体験”を発信するのに優れたSNSです。

Instagramが旅行・観光業界と相性が良い理由

視覚的な訴求力が高い
旅行検討時の検索ツールとして使われている
UGC(ユーザー生成コンテンツ)が自然と集まりやすい
集客の導線を作れる

などといった理由が挙げられます。

Instagramは、ただのSNSではなく、「旅行先を決める際のインスピレーションの場」として活用されています。
旅行者の意思決定のタイミングに自然に入り込める点は、観光業界にとって大きな武器になります。

引用元:https://www.instagram.com/rakutentravel/

インスタグラムは旅行や観光といった非日常体験との相性が抜群なのだ!

旅行・観光業界のInstagram成功事例 5選

Instagramをうまく活用して成果を上げている旅行・観光関連の企業は多数あります。

インスタ運用が上手なアカウントを5つピックアップして紹介するね!

icotto(イコット)

女性向け旅行メディア「icotto」は、Instagramでも高い人気を誇るアカウントです。
特に“女子旅”や“ひとり旅”をテーマにした投稿が多く、雑誌の1ページのように美しく構成されたビジュアルが特徴です。

引用元:https://www.instagram.com/icotto_official/

投稿には、旅行先の写真にキャッチーなコピーを入れたデザインが多く、ストーリーズやハイライトでは「癒し」「ご褒美」「温泉」などカテゴリごとに旅先をまとめ、ユーザーが目的に合わせて情報を探しやすい構成になっています

また、Instagramの投稿からホテル予約ページへスムーズに遷移できる導線も用意されており、「インスタを見て旅行に行きたくなった」と感じるユーザーを、しっかり“予約”という成果に結びつけているのがポイントです。

Relux(リラックス)

高級宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」の公式Instagramアカウントは、「未体験に出会える宿を」というコンセプトのもと、国内外の上質なホテル・旅館の魅力をビジュアルで伝えています。

投稿の中心は、客室・食事・眺望といった宿泊体験を切り取った洗練された写真と動画
シズル感のある料理、部屋の静けさや心地よさが伝わるような映像など、“実際に泊まってみたくなる”ような演出が特徴です。

引用元:https://www.instagram.com/relux_jp/

わー!ここ素敵〜♪
行きたいリストに追加しておこう!

特に、動画の活用が上手く、リールでは旅の雰囲気や癒しの時間が視覚的に伝わり、スクロール中のユーザーの目を引きます。

さらに、各投稿から公式予約サイトへリンクが設置されており、気になった宿をそのままチェック・予約できる導線が整っています。Instagramで感情を動かし、そのまま予約という“行動”につなげる設計がなされている点は、企業アカウントとして非常に参考になります。

ホテル椿山荘東京

「ホテル椿山荘東京」が運用する​Instagram公式アカウントでは、庭園の風景や季節のイベント、宿泊体験などを美しいビジュアルで発信し、多くのフォロワーから支持を集めています。

引用元:https://www.instagram.com/hotelchinzansotokyo_official/

特に注目したいのは、日本人ユーザーだけでなく、海外からの旅行者も意識した投稿設計に取り組んでいる点です。

投稿では、アフタヌーンティーや宿泊体験を中心に、上質で落ち着いた世界観を保ちつつ、英語併記のキャプション外国人モデルを起用したリール動画なども積極的に活用。日本文化の魅力を伝えつつ、海外ユーザーにもわかりやすく、親しみやすい構成になっています。

また、ホテルの特徴である「東京雲海」など幻想的な庭園風景を写した投稿は、思わず“泊まってみたい”と思わせるビジュアル訴求力が強く、観光や記念日などの特別なシーンでの利用イメージを高める役割を果たしています。

WILLER travel

高速バスやツアーサービスを展開する「WILLER travel(ウィラートラベル)」は、Instagramを活用して、高速バスという移動手段そのものに価値を見出し、「旅の入口」としての魅力を発信するアカウント運用が特徴です。

投稿では、季節ごとの絶景スポットや観光地の紹介、ライブやコンサートの持ち物リスト、サービスエリアのグルメ特集など、旅行者にとって有益な情報を提供しています。​また、リールを活用して、バスのシート紹介や旅先での体験を動画で伝えるなど、視覚的な訴求力を高めています。

引用元:https://www.instagram.com/willer_travel/

推し活女子向けの投稿が多いね!

「推し活あるある」の投稿で共感を得たり、「推しカラーに染まる絶景」や「写真映えスポット」を提案したりと、フォロワーの感情に寄り添った投稿が多く、「まさに私のためのアカウント!」と思わせる工夫が随所に見られます

ターゲットを絞り込み、その人たちの感情やニーズを深く理解した上で発信する、理想的なSNS運用の形です。

タビジョ

大手旅行会社HISが運営する「タビジョ」は、“女性のための旅”をテーマにしたInstagramアカウントです。

旅行そのものの魅力はもちろん、「誰と行くか」「どんな時間を過ごすか」といった感情面に寄り添った投稿スタイル。フォロワーの共感を集めることで、ただの情報発信ではない“コミュニティ”としての役割も担っています。

引用元:https://www.instagram.com/tabi_jyo/

投稿は、女子旅らしい柔らかいトーンと統一感のあるデザインが印象的で、「一度行ってみたい」「写真を撮りたくなる」と思わせるようなビジュアルが中心。

引用元:https://www.instagram.com/tabi_jyo/

また、タビジョでは「タビジョレポーター」として、旅先の魅力を発信するアンバサダーを募集し、実際の旅行体験を通じて得られた情報を共有しています。​これにより、リアルな体験に基づいたコンテンツが生まれ、フォロワーの信頼を獲得しています。

さらに、HISの旅行プランとリンクした投稿も自然に取り入れられており、世界観を壊すことなく予約や購入といったアクションにスムーズにつなげている点は、企業アカウントとして非常に参考になります。

事例から見る、Instagram活用のポイント

ここでは、旅行・観光業のアカウントがInstagramで成果を出すために意識したいポイントをまとめてご紹介します。

写真の統一感で世界観をつくる

投稿する写真の色味や構図に統一感があると、アカウント全体が魅力的に見えます。
フィードを見た瞬間に「行ってみたい」と思わせるためには、写真の美しさだけでなく、トーンやスタイルに一貫性を持たせることが大切です。

UGCを活用してリアルな魅力を伝える

実際の観光客や宿泊者が投稿した写真や動画は、プロモーション色が少なく、信頼性のある情報として見てもらえます。UGCは新規顧客の興味を引きやすく、「自分も行ってみたい」と思わせる効果があります。

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ハッシュタグの活用で検索・発見されやすくする

オリジナルのハッシュタグ(例:#◯◯旅 #◯◯観光)を設けることで、ユーザーの投稿(UGC)を収集しやすくなります。

また、人気の観光地や季節に合わせたハッシュタグを活用することで、発見タブに表示される可能性も高まり、認知拡大につながります。

訪問時に役立つ情報を投稿に入れる

アクセス方法、営業時間、混雑状況、予約リンクなど、実際に訪れる際に必要となる情報は、投稿内に分かりやすく記載しておくと親切です。これにより、興味を持ったユーザーをスムーズに予約・来訪へと導くことができます。

引用元:https://www.instagram.com/willer_travel/

体験価値を伝える内容にする

絶景や料理の写真だけではなく、「どんな体験ができるか」を伝えることも重要です。
たとえば、実際の利用シーンや体験者の声をリール動画で紹介することで、ユーザーに「ここに行ったら楽しそう」と感じてもらいやすくなります。

まとめ

今回は、これからInstagramを活用したいと考えている観光業の企業担当者向けに、参考になる旅行系アカウントを5つご紹介しました。

多くの旅行・観光施設や地域がInstagramを活用し、フォロワーとの距離を縮めながら集客やファンづくりに成功しています。

ただし、成果を出すためには「ただ綺麗な写真を投稿するだけ」では不十分です。
統一感のある世界観づくりや、訪れる前に役立つ情報提供、ユーザー目線での投稿づくりなど、小さな積み重ねが成果につながります。

Instagram運用を通じて、地域や施設の魅力を丁寧に届け、多くの人に“その場所に足を運んでもらうきっかけ”をつくることこそが、旅行・観光業におけるSNSの最大の役割です。

ぜひ本記事で紹介した事例やポイントを参考に、Instagramを最大限に活用してみてください。

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