Instagramのリールは、従来のフィード投稿やストーリーズだけでは届きづらかった層にもアプローチできる手段として、活用する企業が増えています。
これまで「商品の紹介は写真で十分」「短尺動画は難しそう」と敬遠していた企業も、リールを活用することで、より多くのユーザーとの接点を持ち、認知拡大・ファン化・購買促進といった成果につなげています。
この記事では、企業アカウントがInstagramのリールをどのように活用すべきか、基本やメリット、そしてリールを伸ばすためのコツまでをわかりやすく解説していきます。

Instagramは現在、インスタのアルゴリズムもフィード投稿よりリールを優先して表示する傾向にあるよ!



アカウントを伸ばしたいなら、リールは絶対活用すべきですね!
この記事はこんな人にオススメ
企業のアカウントを伸ばしたいSNS担当者
商品やサービスの認知度を上げたい中小企業・店舗経営者
記事の難易度 (中級者向け)
この記事を読めば、できること
リールの基本的な特徴を知れて、魅力的なリールを作るための編集テクニックもわかる!
Instagramリールとは?


Instagramリールとは、最大90秒までの短尺動画を作成・投稿できる機能です。
TikTokに近い感覚で、縦型の動画をフルスクリーンで表示し、音楽やエフェクト、テロップなどを組み合わせて、視覚的に訴求力の高いコンテンツを手軽に発信できます。
リールは、「発見タブ」や「リール専用タブ」などでフォロワー以外のユーザーにも広く表示されやすいことが大きな特徴。企業がこれまでリーチできなかった層にアプローチできるため、新規の認知獲得に非常に強いフォーマットです。
フィード・ストーリーズとの違い



「フィード投稿」や「ストーリーズ」との違いを知りたいです!
ストーリーズ:24時間で消える投稿。リアルタイム性が高く、日常の共有や限定情報の発信に向いています。
リール:短尺の動画で多くの人に見られやすく、拡散性が高いフォーマット。リーチ拡大や話題づくりに最適です。
企業としては、これら3つのフォーマットを目的に応じて使い分けながら、リールを軸にした発信設計をしていくことで、Instagramをより効果的に活用できるようになります。
Instagramリールを企業が活用するメリット





企業アカウントにとってリールは「やっておくべき」ではなく「やらないと損」なツールだよ!
企業がリールを活用することで得られる具体的なメリットを4つに絞ってご紹介します。
既存のフォロワー以外にもリーチできる
リールの最大の強みは、「フォロワー外」のユーザーに届くことです。
通常のフィード投稿やストーリーズは、主に既存のフォロワーに対して表示されるのに対し、リールはInstagramの「おすすめ表示」や「発見タブ」に載ることで、他のユーザーにも自然とアプローチできます。
これは、新規フォロワーの獲得だけでなく、潜在顧客との初接点づくりにもつながります。
伝えられる情報量が多く、商品やサービスの魅力が伝わりやすい
リールは最大90秒の動画投稿が可能なため、静止画では伝えきれない情報を届けるのに最適です。
引用元:https://www.instagram.com/3650.jp/reels/
「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、動画はユーザーの理解や興味を深める力が非常に強く、購入意欲を高めることができます。



ショップ機能と連動させることで購入導線を作れるよ!
投稿内に商品タグを設定すれば、ユーザーはその場で商品ページに遷移でき、シームレスに購入へとつなげることが可能です。
例えば、「使用方法を紹介するリール」から「そのまま購入ページへ誘導」する流れを作れば、投稿→共感→購入というスムーズな導線が実現します。これは特にECや物販を展開する企業にとって、大きな武器となります。
エンゲージメントが得られやすい


リールは拡散性の高いフォーマットであり、ユーザーがアクションを起こしやすい設計になっています。
おもしろい・役立つ・共感できると感じたリールは、保存されたり、ストーリーズでシェアされたりと、自然と他者へと広がっていきます。



つまり、フィード投稿もおすすめに表示されやすくなるってことだね!
日常的にエンゲージメントを集められる企業アカウントは、Instagram上でも存在感を持ちやすくなります。
ブランドの「人となり」や「温度感」を届けられる
ユーザーは会社そのものよりも、「人」や「ストーリー性」に興味を持つものです。人間味を感じられるコンテンツを投稿することで、ユーザーとの距離感を縮めることができます。
引用元:https://www.instagram.com/seiwado.book.store/?locale=ja_JP
リールでは、社内の様子やスタッフの声、制作の裏側など、“人の顔が見える”コンテンツを作りやすく、ブランドの個性や親近感を伝えることができます。



インスタ運用を成功させるには「ファン化」が鍵となってくるんだ!
リールを伸ばすためのポイント 5選


Instagramのアルゴリズムは、ユーザーの興味関心・行動履歴・滞在時間・エンゲージメントなどをもとに、「このリールを誰に見せるか」を判断しています。
つまり、最初の視聴者の反応が良ければ良いほど、より多くの人に表示されていく“拡散サイクル”に乗ることができるのです。



質の高い動画を作る必要があるんだ。
ここでは、リールがより多く拡散されるためのポイントを5つご紹介します。
冒頭の3秒でユーザーの興味を引く
リールの再生は基本的に自動で始まるため、最初の数秒間が勝負です。



ユーザーは最初の3秒で視聴者が離脱するか決めているよ。
- 結論から伝える
- 驚きのビジュアルを見せる
- 質問を投げかける
など、視聴者が「もっと見たい」と思わせられるような工夫を盛り込みましょう。
最後まで見たくなる構成にする


動画の“完了率”は、アルゴリズムで高評価される重要な指標のひとつです。
最後にビフォーアフターを見せたり、オチや結論を用意しておくことで、視聴者の「最後まで見たい」という気持ちを引き出せます。
ストーリー性や展開に意識を向けることで、視聴時間の伸びにつながります。



画面切り替えのテンポを早くして飽きさせないようにしよう!
また、テロップを入れることもポイントです。
テロップが効果的に使われることで、視聴者の理解が深まり、エンゲージメントも向上します。
流行っている楽曲を使う
リールでは、今人気のある音源を使うことで表示されやすくなります。
特に、トレンド音源と呼ばれるものは、再生回数を後押しする効果が高いと言われています。
企業アカウントでも著作権のルールを確認したうえで、商用利用OKな音源を選びながら、音楽の力を借りてみましょう。



流行りの曲を使ってるリールは、ついつい手が止まって見ちゃう〜!
ターゲット層が多い時間帯に投稿する


投稿時間帯も、エンゲージメントの初速に影響を与える要素のひとつです。



どんなに良い動画でも、投稿のタイミングが悪いと初速のエンゲージメントが得られず、伸び悩む原因になるよ…。
一般的には、朝(7〜9時)、昼(12〜13時)、夜(20〜22時)のようなスマホを手に取りやすい時間に投稿するのが効果的とされています。
ただし、フォロワーのアクティブ時間はアカウントごとに異なるため、Instagramのインサイト(分析機能)で確認し、自社にとっての最適時間を見つけていきましょう。


こちらの記事もご覧ください。


保存・シェアされやすい内容にする
Instagramのアルゴリズムは、保存やシェアといった「リアクションの重み」を評価軸のひとつとしています。
誰かに教えたくなるノウハウ系コンテンツ、心を動かす共感系ストーリー、使ってみたくなる商品紹介など、“人に共有したくなる価値”を意識したリールは、自然と広まりやすくなります。
引用元:https://www.instagram.com/ethikura/reels/
まとめ
今回はInstagramのリールの基本やメリット、そしてリールを伸ばすためのコツを解説していきました。
Instagramリールは、フォロワー以外にも届く設計になっているため、まだ知られていない企業やブランドでも、効果的に活用することで一気に注目を集めることができます。
ただし、成果を出すには、やみくもに動画を投稿するだけでは不十分。
リールを伸ばすためには、ターゲットに合った動画テーマを選び、冒頭の数秒で心をつかみ、視覚的にわかりやすい編集を施すなどの工夫が必要となってきます。
動画に苦手意識がある企業も、まずは気軽に始めてみることが大切です。試行錯誤の中でユーザーの反応を見ながら改善を重ねていくことで、自社ならではの強みやスタイルが見つかってくるはずです。
ぜひ、Instagramリールを“企業の成長パートナー”として活用し、SNSマーケティングを一歩先へ進めていきましょう!
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